2015年09月20日

ヘタレ腐った秋の夜

こんにちは。

長月も半ば。過ごしやすい季節になりました。夕焼けのうつくしさも日増しに深みを帯び、そしてまた、人恋しさも募ることひとしおの、滴るほどのペーソスを含んだこの時候・この秋。
街へ、狩りに出たい気持ちを抑える事にも苦労するいわゆるシルバーウィークの序盤。

怠惰に昼酒でものみながらぼんやりと昨夜のアポを振り返ってみましょう。

***

三宮にて。
先月のカフェパーティで知り合った子と仕事帰りにディナー。

正直、テンションの高揚はあまりなかった。なぜなら、あまりタイプではなかったから。
それでも、辛うじて抱きたい水準には達していた記憶があったため、この日もあわよくば…というよりギラつく気満々でその際のシナリオもしっかり準備して臨む。

だが、、、
待ち合わせ場所に現れたテキを一目見て自分の記憶力のアバウトさに内心呪詛を吐いた。

通常なら誘う事はおろか声もかけないであろう風貌の彼女を前に、いわゆるクラブマジック(=酔いと暗がり&轟音の魔法で相手が数段可愛く見えること)に似た現象があのパーティ会場で起きたとでもいうのだろうか。
軽いめまいを覚えつつ、しかしもう店は押さえてあるし、この期に及んで敵前逃亡するわけにもいかない。

「なんてこった、、、帰りたい(泣)」

不思議なものだ。
タイプな子とのアポとそうでない子とのそれとの間に在るこの、厳然たる差・絶望的な違い。
同じ女性相手なのに。
目的は同じ…飲みかつ食べ・語り合って仲を深めること。にもかかわらず、まさに天と地ほどにかけ離れたこのテンションの高低差はなんなのか。

残念、ただただ残念。
その一言に尽きよう。

***

この日チョイスした店は、某グルメサイトでも評価の高い・予約必須の人気店だったため今後のアポのための下見ができたのは良かった。
収穫と言えばそれだけ。

もちろん相手がどうあれ、わざわざ時間をつくって会っていただいたわけで、とりあえず失礼の無いよう(表面上は)楽しそうに和やかに振る舞う事をこころがけ、だが無論ギラつきはせずごく健全に飲食しこの一軒のみで解散する。

用意していたシナリオは、炭火の上に滴る肉汁の如く煙と消えたのだった。

しかしこのとき、まだ終電には遠い時刻であり、せっかくの連休真っただ中の繁華街である。
ナンパのひとつもせずにひとり帰途につくのはMOTTAINAI。


To be or not to be...


暫時迷った末、連勤で疲れているから…というまことに情けないエクスキューズに乗っかってそのまま駅に直行してしまう。

仕事と・残念なアポの疲労感よりも深い慙愧の念を背負って電車に揺られた或る秋の夜であった。


posted by 酒崎“むぎ”麦太郎 at 16:39| Comment(0) | TrackBack(0) | ナンパ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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