2016年07月06日

第12話「朋あり遠方より来る〜前編〜」

6月某日

かつて関西圏で勇名を馳せた道産子ナンパ師がいた。
その名はペペ氏。
北海の灰色熊(グリズリー)の異名そのままに豪放磊落なアプローチと軽妙洒脱なトークで女どもを口説き落とすそのスタイルは、私がごとき稚拙な手練手管しか持ち合わせぬショボショボ腕ナンパ小僧にとって常に羨望の的であった。

わけあって関西から故郷である北の大地に帰還されていた氏がひさかたぶりにこちらへ襲来、否、遊びに来るというので旧交を温めついでにコンビでパーナンするべく三宮へ。

給料日あとの金曜の夜ということで、大阪に比べるとキャパの小さいこの街もさすがに賑わって、なんとなくそわそわ浮かれている雰囲気。

さて駅前のマクドにてペペ氏と久々の邂逅を果たし、とにかくまずは乾杯しようとHUBへ。むろん、あわよくば店内ナンパも目論んでいた。
が、特に目ぼしい獲物もおらずごく平穏に飲みかつ語らう。

その後、酔いざましと腹ごなしをかねてストリートへ。
近時ネットナンパに耽溺していた私としては久しぶりの路上ナンパだったが、頼もしいウイングを得て勇気もモチベも凛々、がしがし声をかけていく。
とはいえそこはショボ腕、ガンシカこそ無いものの歯牙にもかけられない。
ペペ氏も帰郷してからほとんど狩りにでていなかったらしく、さしもの剛腕も序盤は切れ味を欠いていたようだった。

だが。
時も経ちだいぶ肩も温まった頃、氏のナチュラルな自己開示オープナーが刺さり、みごとOL二人組を捕獲→バー連れ出しに成功する。

そこそこ和んでLINE交換後、終電まえに解散。
悪辣なナンパ師ならば策を弄して終電を逃させホテルなりネカフェなりに連れ込まんと謀略を練ったであろうが、、、
むろんナンパを嗜む身としてはいわゆる「即」を狙うべきであろうし、ことペペ氏におかれては数日後には再び北の大地へ帰るというのでここは是が非でも即ってもらいたかったが、全然アシストできず今となっては忸怩たるおもいである。

個人的には久々のストで連れ出し及び連絡先交換ができたのでそれなりに満足だった。
むろんこれしきのことで満たされてしまってはダメだとはおもうけれども…

***

さて次の日も場所を大阪に変え仲間も増えてのハンティングを予定していたため翌夜の再合流を誓い散会。

ちなみにこの日ゲットしたLINEは後日あえなく死番と化したとさ。
やれやれ。

〜後編へ続く〜
posted by 酒崎“むぎ”麦太郎 at 23:47| Comment(0) | TrackBack(0) | ナンパ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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